【ViXion01の導入事例】山口県長門市地域福祉課|住民の方の行政手続きをサポート
見え方の課題解決をサポートするオートフォーカスアイウェア「ViXion01」。2024年3月、このオートフォーカスアイウェア「ViXion01」が初めて自治体の窓口に導入されました。ご利用いただいているのは『山口県長門市地域福祉課窓口』様です。
そこで、長門市様で実際に設置されている様子を取材に伺ってきました。
また、ViXion01の導入背景や具体的な活用方法などを、長門市地域福祉課のご担当者である岡本様にインタビューさせていただきました。
山口県長門市は本州の最西北端、山口県の西北部に位置しています。
日本海側に面しており漁業や水産加工業が盛んで、海の幸に恵まれている街です。
そんな海からほど近い場所にある長門市役所は、数年前に建て変わったということで吹き抜けで開放感があり、且つ木の温もりが感じられるような、市民が入りやすい造りとなっています。
〜長門市におけるViXion01の導入と背景〜
昨今、長門市では視覚に障害を持つ住民の方の行政手続きを支援する方法を模索されていました。
市の窓口では、資料の説明や申請書への記入をどのようにサポートするかが課題となっており、そのようなとき、自動でピントを合わせる機能を持ち、簡単に操作できるViXion01に注目されたそうです。
そして2024年3月、長門市が連携協定を締結されている、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社様からViXion01が寄贈されました。
(寄贈の詳細についてはこちら:https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/wadairoot/wadai/20240307.html)
〜ViXion01の具体的な活用方法〜
ViXion01は現在、長門市の地域福祉課窓口に常時設置されています。
地域福祉課の窓口では、視覚障がい者や目の見え方にお困りの方、高齢の方などが「施設やサービスを利用したい、通いたい」などの相談があったときに、適切なサービスに繋いだりされているそうです。
そしてサービス利用の申請手続きなどを行う際に、ViXion01をご活用いただいています。
よく郵便局などに「ご自由にお使いください」と置いてある老眼鏡のようなイメージです。
職員の方は、窓口にいらっしゃった市民の方にViXion01の使い方を説明したり、自作の案内ポスターを設置したりと、市民の目の見え方をサポートできるよう配慮されていました。
ViXion01の未来と展望
長門市地域福祉課の岡本様は「視覚障害者の支援を強化し、申請手続きの負担軽減に努めていきたい」とお話されていました。ViXion01が長門市の取り組みに貢献できることを大変嬉しく思います。
また、長門市民の皆さんにViXion01を使用していただいたご意見・ご感想の中には、
『よく見えるが、(レンズが小さいため)レンズの黒い縁が気になる』
『先進的なデザインだが、普段使いには抵抗がある』
『製品の操作は高齢の方にとっては難しい』
といった率直なご意見もいただきました。
このようなご意見を活かしていきながら、より多くの人の生活に寄り添い年齢関係なく長く快適にご使用いただけるよう引き続き開発に取り組んでまいります。
ViXionは、今後も自治体と連携していきながら地域社会全体の福祉向上に寄与し、テクノロジーで人生の選択肢を拡げていくことを目指していきます。