INTERVIEW

インタビュー

テクノロジーとデザインの融合が
社会課題を解決へと導く

2023年夏、ViXionが発売を発表した「ViXion01」は、目の酷使や加齢などに伴う見え方の課題解決をサポートするオートフォーカスアイウェアです。2023年6月29日にクラウドファンディングが始まると瞬く間に話題となり、8月9日現在で3000人を超えるサポーターから2億円以上の支援が集まりました

今回は「ViXion01」のデザインを手がけたデザインオフィス「nendo(ネンド)」代表・佐藤オオキさん、そして、ViXionの社外取締役であり、佐藤さんとともにnendoの取締役を務める伊藤明裕さん、同じくViXionの社外取締役であり、レオス・キャピタルワークスの代表取締役会長兼社長 CEO&CIOの藤野英人さんとViXionの代表取締役・南部誠一郎が一堂に会し、「ViXion01」の誕生秘話から、昨今話題のソーシャルインクルージョンとデザイン、そして「ViXion01」が解決する未来とデザインについて語っていただきました。

テクノロジーの力で視覚能力の拡張に挑み、
人生の選択肢を提供していく。

南部:今回、なぜインクルーシブデザインを対談テーマにしたかというと、今年の春、ViXionのパーパスを定める議論をしたんです。
そのときに『ソーシャルインクルージョンをリードする』という言葉が一つの案として出たんですが、そもそもインクルージョンは『状態』を示す言葉であり、それを僕たちがリードするというのはちょっと違うんじゃないかって。ViXionは、社会進出を拒まれている方のバリアをテクノロジーの視点から解決していく企業であり、 “テクノロジーの力でいつでも選択できる状態を作る”ことに、僕らの存在意義があるんじゃないかなと思ったんです。
でも、社会システムやテクノロジーだけでは乗り越えられないものもあって、そこにデザインの力が大きく影響してくるのではないかなと思ったので、今回、皆さんとソーシャルインクルージョンは果たしてデザインできるものなのか、デザインすべきものなのかというテーマでお話がしたかったんです。

佐藤さん(以下、佐藤):そういうことだったんですね。確かにインクルーシブデザインは最近よく聞きますね。すごく難しいテーマですが、可能性を増やす、オプションを増やすと捉えると分かりやすい気がします。今までなかった選択肢が生まれれば、インクルージョンなデザイン、インクルージョンなサービスと呼べるかもしれないですね。

藤野さん(以下、藤野):投資家である僕の立場から見るとインクルージョンは投資チャンスなんです。なぜなら、社会課題は欠損だと思うから。最近の起業家はそれをペイン(痛み)というけど、そのペインを発見して解消することができたら、それは世の中のためになるし、結果的に企業価値に結びついて大きなリターンになるわけです。ペインの発見とそのペインに対する効率的な解決が重要なのであって、その視点からいうとViXionはまさに目にペインを感じている人に対してゲイン(付加価値の供与)していくことなので、分かりやすいビジネスであり、投資テーマでもありますね。

南部:僕は最初に「ViXion01」のデザインを見てすごいと思ったんです。これは一体どんな問題を解決するデバイスなのかと。だから、僕はまず目の前にあるものが何なのかを決めることから始めました。これはメガネでも解決できない課題を解決するものであり、晴眼者の方でもこれをかけることでベネフィットが得られる。つまり、目のメカニズムをデバイス側が補うことで、目のハピネスを守っていくためのアイウェアなんだと思い始めたら、自分の思考が整理されていって、そこから一気に経営戦略やブランディング、マーケティングプランが繋がっていきました。このデザインのおかげで一歩前に進み出すことができたんです。

藤野:僕は初めて「ViXion01」の話を聞いたとき、これを製品化するにはデザインが重要な役割を持つと思ったんだよね。だから、以前から繋がりのあったnendoに声をかけるべきだと思ったし、伊藤さんには初期の段階から相談したよね。

伊藤さん(以下、伊藤):それが3年前くらいですよね。そのころ僕は、社会に対して大きな価値をどのように出していけるのかを気にし始めたころだったんです。だから、まだ形になっていないテクノロジーをどう形にしていくのか、そこから一緒に関われることは、当時ものすごく関心が高い分野でした。

藤野:僕は、ただ単純にデザインしてその対価を得るではなく、当事者として株式を保有し、会社そのものをゼロから作るところから一緒に参加してほしいとお願いしました。それはnendoとしても、今までとは違う新たなチャレンジになるかもしれないよねといいました。

伊藤:そうですね。僕らは常に新しいデザインとの向き合い方を探していますけど、ViXionとの関わり方はnendoにとっても新たなフェーズに移る、そういうタイミングだったと思います。僕個人としては、プロジェクトマネジメント以外で会社に対して何ができるか悩んでいた時期でしたので、二つ返事で引き受けさせていただきました。

佐藤:ここ最近、デザイナーと企業の取り組み方はだいぶ変わってきていると思います。これまでは課題に対して明確な回答が求められましたが、今は課題を一緒にあぶりだしてほしい、ものを作ることによって課題を発見してほしいというような、ふわっとしたプロジェクトが多くなったような気がします。そこで新たな課題が出ることもあるし、実は全く別の課題を解決していることもある。そういう意味でデザイナーに期待されることも変わってきたし、従来の発注者と受注者という関係性ではなく、組織の一部として中に入ってより精度の高い情報を共有していただきながら一緒に動くことが増えていますね。

藤野:それはいろいろなものが繋がり始めたからだと思う。デザインが会社のコンセプトや姿勢を表し、製品の価値を表し、お客様との関係性を表すようになってきているから、デザインの役割は大きくなってきたし、かつ思想をどうやって伝えるかがすごく大事になってきていると思う。でも、どんなに素晴らしいプロダクトでも、そもそも会社の想いや魂がないと伝わらないから。恐らく、インクルージョンはすべてのステークホルダーとデザイナーが繋がって、それが製品や商品に反映されることなのかなと思いますね。

まだスタート地点に立ったばかり。
多くの可能性を秘めた「ViXion01」。

南部:オオキさんにお聞きしたいのですが、「ViXion01」はある意味とても特殊なものだと思うんです。どういう観点からデザインを組み立てていかれたのですか?

佐藤:欠点を補うプロダクトは我慢して使うケースが多いんです。たとえば、病院はどこか具合が悪いから仕方なく行くところであって、できることなら行きたくないですよね。「ViXion01」も装着しなくていいならしたくないものだから、目の調子がよくても積極的にかけたいと思わせるためにはどうしたらいいか。マイナスをゼロにするのではなく、いかにプラスに持っていくかは、デザインにしかできないものなのかなという気がしました。
あとは初めて試作品を見たとき、『これはすごいな』と衝撃を受けたんです。それと同時に、これは上手にデザインしないと人は拒絶する可能性があるなと思いました。特にこの小さいレンズを目に当てている感じはちょっと嫌な感じがするし、悪い意味で違和感が生まれる気がしたんです。そこをどうデザインで乗り越えていくか、この二つはすごく気にしましたね。

藤野:でも、最初のプレゼンテーションでこのデザインが画面に映し出されたとき、みんなが『わー!』って歓声を上げたんだよね。僕はその歓声を聞きたくて、nendoにデザインをお願いしたのはあるかもしれないなぁ。しかも、その考えに至った前提も必ずあって、僕らはデザイナーの思考過程とともに追体験していくことができるんですよ。
あと実際に着けてもかっこいいんだよね(笑)。老若男女問わず。かっこいいは大事だと思うよ。このかっこいいものを推進したいという気持ちが経営的にも大きく働くからね。「ViXion01」は、機能面ではまだ足りないところはあるけど、デザインで補っているというか、すごく期待感のあるものに仕上がっているし、全般的にある種の納得性を持って作られていると思いますよ。

佐藤:先日、伊藤とも話していたんですが、インクルーシブデザインを分かりやすい要素・因子として捉えると何があるかなって。僕は、それは単一機能のようなものかなという気がしたんです。何かものを作る場合、たいていターゲットを想定するものですが、それによって機能がどんどん複合化していく傾向があります。でも、「ViXion01」のように単一機能を絞り込むことで、実は目がよく見える人でも喜ばれる製品になっていくのではないかなと思ったんですよね。

藤野:目が見えない、見えにくくて困っている人だけじゃなくて、目がよく見える人でもこれを使ったらもっと楽しくなるといいよね。たとえば、望遠鏡みたいに遠くがよく見えるとか。

佐藤:メガネとしてデザインしたら失敗する感じはあったんですよね。「ViXion01」は、機能に対してできるだけ素直にデザインしていくことで、今までにない新しい何かが生まれるんじゃないかなという気がして。だから、極力、既存のものに引っ張られないようにしようと意識しました。

藤野:僕は「ViXion01」はiPhoneの初期に近いと思う。初期のiPhoneは、それこそ、今のような機能はなくて、極めて不完全だったよね。でも、スティーブ・ジョブスは、将来的にそれが全部繋がって、シームレスになる世界をイメージしていた。それは僕らも同じで、「ViXion01」にARやVRの機能をつけることもできるし、Appleのようにバーチャル空間コンピューターのようなものもできるかもしれないし、Googleマップと連動させて歩く場所がわかるようになるかもしれない。ほかにも通信機能を入れて、同じ画面をリアルタイムで共有することもできるかもしれない。どこまでできるかは分からないけど、僕らにとって今の「ViXion01」はあくまでもVer.1、もしくは0に近い製品なんだということ。これからデザインも機能もさらに進化していくし、お客様に合わせて仕様も変わっていくはずだから、夢はすごい広がっているよね。

南部:iPhoneの話で思い出しましたけど、もしかしたら「ViXion01」の生みの親は、実はiPhoneなのかもしれないですよね。2000年以降、近視の人が激増しているのは、すべてのインターフェースがPCやスマートフォン、タブレットになり、近距離で作業することが増えてしまったからだといわれています。つまり利便性と健康がトレードオフになってしまったわけです。でも、たとえば、親が子どもに『スマートフォンを見るのをやめなさい』というのではなく、『ずっと見ていると目が悪くなるから、これをかけてスマートフォンを見なさい』と代替手段として「ViXion01」を与えたら、それも選択肢の提供だと思うんです。問題の発生原因をなかったことにするのは難しいから、僕らの技術やシステムで代替案を提供できたら、すごくいい世の中になるんじゃないかなと思います。

佐藤世の中を少しずつ変えていけるポテンシャルが「ViXion01」にはあると思います。縦方向だけじゃなくて、横方向にも可能性があるんだろうなという気がしています。

南部:確かに、今は目の身体拡張にフォーカスを当てていますが、後天的、先天的に目が不自由な方もいます。すべての方の視覚の身体性を拡張することが難しかったとしても、視覚以外の身体感覚を拡張させることで、視覚を上回る情報や知覚が得られるかもしれないし、それらを組み合わせたら、もっといろいろなことが実現できるかもしれない。

佐藤:視覚以外の別の形で補うこともありですね。今までできなかったことができるようになるって、些細なことでもモチベーションになるし、そこでまた新しい可能性が繋がるんだろうなって思います。

生産者と消費者が一体となって作り続ける、
それがインクルーシブなものづくりのあり方。

南部:おかげさまでクラウドファンディングプロジェクトは多くの方にご支援をいただいていますが、まだ開発途上にある「ViXion01」を上市することで、僕は皆さんからどんなお叱りが来たとしても、自分が全部引き受けようと覚悟していました。でも、多くの方が『このプロダクトは未来が見える、頑張れ』っていってくださるし、体験会で実際に試してもらうと、最初は戸惑いながらもお互いに『似合う?』なんていいあったりして、すごく楽しそうなんですよね。その後、ある方は『これは電子工作のときに使えるかも』といったり、また違う方は『お裁縫のときに役立つわね』といったり。よく見えることで自分の好きなことを楽しむ姿を思い描いていくんですよ。装着して体験してからそこに至るまで少しタイムラグがあることも面白いなと思ったし、自分の周りのバリアを取り払うのは、自分の想像の外側からなんだなって思いました。

佐藤:それは面白いですね。潜在化されていたということですよね。

南部:そうなんです。この間も10代のお子様を連れたお母様がいらして、『これをかけたら、息子は手元のノートもホワイトボードもちゃんと見えるんですね』とすごく喜んでくださったんです。よく見えることで情報をインプットする量や質は変わってくるし、それによって人生の質そのものが変わってくるかもしれない。よくも悪くも、人生の広がり方が変わってくるわけです。
実際は機能面でまだ制約があるから、僕らは30点ぐらいの出来だと思っていますが、その30点で幸せになれる人がいて、今よりQOL(生活の質)が上がる人がいることを目の当たりにできたことは本当によかったなと思いました。

藤野:僕らもかけていて、視野角の問題がストレスになることは分かっていたからね。本当にこれで出していいのかとギリギリまで逡巡したけど、「ViXion01」が作る圧倒的な未来を僕らも強く感じていたから、クラウドファンディングではちゃんと欠点をお伝えした上で、サポートをお願いしました。

佐藤:これまでの日本のものづくりは、100点の製品以外は世に出してはいけないという暗黙のルールみたいなものがありましたけど、アジャイル型のものづくりは違いますよね。まずは30点でローンチして、徐々に1点ずつでもいいのでブラッシュアップしていく。生産者も消費者も一体となって作り続けていく感覚に近いですね。ある意味、それがインクルーシブなものづくりのあり方なのかなと思います。今後は立場に関係なく、全員の目線が揃ったものづくりが主流になっていくような気がしますね。

藤野:最終的に「ViXion01」は高機能版から廉価版まで作って、世界中の万人、十万、百万、一千万、億人の人たちに届けて、視覚に対する困りごとをなくしていきたいよね。見え方に困っている方は世界中にたくさんいて、それは先進国に限らないから。そうなると僕らは生産体制や品質管理、お客様のサービス対応など考えなくてはいけないことがどんどん増えてくるし、今後もいろいろなことが待ち受けているだろうなと思う。

南部:気が遠くなるような道のりで頑張りがいがありますが、聞いているだけで気分が滅入ってきます(笑)。

藤野:僕はこれまでも多くの企業と関わってきたし、今も4社のスタートアップ企業の事業に取り組んでいるけど、毎回事柄は違っても必ずトラブルが続くんですよ(笑)。そういう面でいつもデジャブだなって思う。

全員:(笑)

藤野:特にベンチャーの場合、必ずお金の問題が出てくる。常に事業の継続というリスクを抱えながら、僕らの夢を支えてくれる株主、サポーターをどうやって探すのか。その過程で僕らは誤解のないようにだめなところもしっかり伝えて、同時に夢も語らなくてはいけないんだから。

伊藤:僕は初めてnendo以外の会社の取締役をさせてもらっているのですが、今まで20年間、いかにオオキさんをサポートできるかを楽しみながら追求してきた中で、突然、藤野さんに責任ある立場に引き込まれた。そして、実際に組織の中に入ってみたら、内容は違えど、nendoでも経験したようなトラブルがたくさんあって。この問題だったら、今の僕なら貢献できるかもというのが結構ありましたね。

藤野:それは人としての度量や器量を試される瞬間でもあるんです。本当にそういう生々しいところをやりながら、やっと商品がローンチして、クラウドファンディングでようやく一つの結果が出る。これからも一山、二山は絶対あって、それを越えていかなくてはいけない。でも、僕はそれがすごい好きなんですよ。そういう風にならないと逆にワクワクしないんですよね(笑)。

伊藤:僕はデザイン以外の業界の方とチームになれたことで、デザイン以外の分野でも、自分たちが貢献できる世界が実はあるのかもしれないと気づかせてもらいました。

南部:nendoとしての活動以外の新たな世界ということですね?

伊藤:そうですね。今回全く違った世界を見せていただいて、その経験をまた社会に別の形で還元する方法があるのかもしれないと個人的に思い始めています。今までやってきたことと比べて、もっと広い範囲でやれることがありそうだとワクワクしています。オオキさんが引き受けている大阪万博日本館の総合プロデューサーの仕事もその一つかもしれないですし、さらにいろんな方向に広がっていくと今は思っています。

佐藤:僕は、どんな状況でもただ来た球を打つだけですね(笑)。

伊藤:nendoは大企業と向き合う場合、デザインを通じてフットワークが重くなった組織をどう進化させられるかが問われるし、ベンチャーはやることがいっぱいあるのに人手が足りないので、デザイン以外のことでも実行部隊としてできることはなんでもやる(笑)。今まではすべてのフェーズをオオキさんとやってきましたが、その役割分担が変わっていくこともあるかもしれないですし、選択肢が増えてきそうです。

これからもさまざまな課題に向き合いながら、
組織としてさらなる高みを目指していく。

藤野:「ViXion01」のオートフォーカス機能は、内海さんをはじめとする天才エンジニアたちの技術力の結晶であり、そこにnendoのデザインがマッチしたんだと思う。どちらも高次元ではあるけど、まだテクノロジーとして足りていない部分はあるので、そこは僕らがまた仕組みを整え、資金を調達し、優秀な仲間を集めて環境を提供していかなくてはいけないなと思う。僕らは、今後も難しい課題を解決しながら、さらにストレスの少ない新たなマシーンを作っていくだけですね。

南部:経営的にも選択肢は増やしていきたいとは思うんです。たとえば、今は国内生産で進めていますが、世界展開を考えていくとそれも難しくなります。たとえば、ライセンス型のビジネスモデルにしていくことも選択肢の一つとして当然あるし、そこは柔軟な発想で進めていきたいですね。
これは皆さんを前にして話したら怒られちゃうかもしれないけど、僕は困っている人の問題をいち早く解決して、その結果として利益が出るという図式が一番いいと思うんです。今はどうやってデリバリーを早くしていくか、あとはいかにデファクトを取っていくかということが、経営の優先順位としては高いとは思うけど、この考えに固執しているわけでもないし、展開の仕方はいろいろとあるんだろうなと思っています。

佐藤:僕らもようやく始まるという感じです。「ViXion01」が世に出て、どう進化していくのか。そこが大きなポイントだと思います。そのときに資産となるのが、今回、試作品を装着してくれた何百人の方たちの意見で、その中に次の可能性が潜んでいるんだろうなという気がしています。「ViXion01」の進化もすごく大事ですが、僕は全く違う新たな種が出てくる気配を勝手に感じていて(笑)。そういった種がいくつも出てくると、いよいよViXionってこういう組織なんだ、社会に対してこういう価値を生み出す企業なんだという、まさに企業価値が高まって正しく評価される時代が来るんじゃないのかなとひたすらワクワクしています。そこに伴走させてもらうことで、自分自身も徐々に変化していくのかなと思うと、ただただ楽しみでしかない。僕自身は、一人のデザイナーとしてそういう携わり方をさせてもらえるのは、とても貴重な機会をいただいていると実感しています。

伊藤:世の中的にも、デザインの概念が少しずつ広がっているといわれていますが、僕は今回の取り組みで働き方やデザインの活用方法が変わってきていることを、体験をもって教えてもらいました。だからこそ、改めてViXionに対して何ができるのかがこれから試されると思うし、すごく可能性を感じていますね。

南部:表現はそれぞれ異なりますが、僕自身が漠然と考えてたことを皆さんも同じように考えていることが分かってすごくよかったです。多分、ここにいる僕たちだけじゃなくて、同じようなことを考えている人はたくさんいると思うんですよね。そういうことを「ViXion01」の上市や、今回の皆さんとの対談という形で表現できたことはすごくよかったと思いますし、これが社会のいろいろなところで同時多発してくると素晴らしいなと思いました。

プロフィール情報

nendo 代表取締役 / チーフデザイナー佐藤オオキ

プロフィール

東京2020オリンピックの聖火台デザインを担当し、現在はフランス高速鉄道TGVのデザインに取り組むほか、2025年の大阪・関西万博日本政府館総合プロデューサー/総合デザイナーを務める。

ViXion社外取締役 CDO伊藤 明裕

プロフィール

共同創業者。デザインオフィスnendo取締役。2002年に佐藤オオキと共にnendoを創業して以来、社内のデザイン以外のすべての業務を担当。

ViXion社外取締役藤野 英人

プロフィール

共同創業者。レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長 CEO&CIO。投資信託ひふみシリーズの最高投資責任者(CIO)。2023年4月の同社の東証グロース市場上場をはじめ、投資家、経営者として複数社のIPOを経験。

ViXion代表取締役 CEO 南部 誠一郎

プロフィール

政府系金融機関を経てアーサー・アンダーセン、EY, PwCにて経営戦略・事業戦略策定、新規事業プランニング、財務・ビジネスDDなど多くのプロジェクトをリード。2022年にViXionに参画し、2023年3月に代表取締役CEO就任。